Column
冒頭からプロ野球の話しで恐縮ですが、昨年の今頃フリーエージェントの選手を次々と獲得し、外国人選手も既存の選手とのポジションの重複をも顧みず獲得し、大型補強を行ったチームが、いざ蓋を開けてみると勝ち星が伸びずにクライマックスシリーズへの進出を逃しました。
ここ数年は若手の育成に成功したチームが好成績を収めています。
今年のドラフトでも、同世代の捕手を多く指名したチームや、三年連続左投手をドラフト一位で指名したチームなど、多種多様な指名戦略が見受けられました。
いずれにせよ、チームに欠けている戦力、理想とのギャップをどのようにして埋めていくか、という観点でチーム作りが行われているのだろうと思います。
そこでキーになるのは何年後を想定するのか、ということがあると思います。
短期的に実現する課題とある程度時間をかけて理想に向かっていく課題との兼ね合い。
あまりに短期的にばかり物事を解決しようとすると、当面の取り組みにいびつなところが出てきてしまうのですね。
なぜこんなことを書くのかというと、私自身短期的に成果を上げたい、という思いと、中長期的に自分が活躍したい分野で計画的に力をつけていきたい、という希望のはざまでここしばらく心が揺れているからです。
人的にも資金的にも豊かな資源を持っている大企業なら、あらゆる方面に資源を割いていくことも可能だろうと思います。
が、私のような能力も限られ資金的にも脆弱な者はよっぽど考えてかからないと、虻蜂取らずになってしまいます。取り組みについての優先順位付けが必要です。
短期的な取り組みと中長期的な取り組みをバランスよく組み合わせて、限られた資源の中で取り組んでいくことが必要ですね。その意味でのベストミックスを図る必要があると思います。
理想ばかり追って今が暮らせないようではだめですし、目先だけ考えているといずれ壁にぶつかるのは目に見えています。
ここに中長期的な経営計画立案の必要性があるのですね。
多くの企業が4月から3月の年度を区切りとして事業を行っていると思います。
今のこの時期に、中長期を経営についてご検討され、それを踏まえた来年度の事業計画を作成して、その上で新年度を迎える、ということにしてみてはいかがでしょうか。
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