Column
「おせっかいおばちゃん」という言葉がありますね。
主に大阪のおばちゃんを意識して使われる言葉です。
試しにネットで検索してみると、「職場のおばさんがおせっかいでストレスがたまります」とか、「お節介なおばさんから逃れるには」とか、「おせっかいオバサンにブチ切れそうです」とかいう言葉が出てきました。
やはり肯定的な印象はないようですね。
うるさくて面倒くさいという評価のようです、
私が勤めていたころの上司で、「安全・衛生については、大阪のおせっかいおばちゃんになれ」といつも言っている方がいました。
不安全と感じられる行動に気づいたとき、普段と様子の違う者に気づいたときは、契約上直接関係がないからいいや、とか他所の会社のやつだからちょっと言いづらいということでいけない。
「危ないですよ」「普段と様子が違うけれど体調は大丈夫ですか」と一声かけろ、という意味です。
これは大変に重要なことで、工事が大規模になればなるほど、指揮命令が複雑になり、目が行き届かなくなる恐れがあるので、関係者一人一人が意識して注意しあうようにする必要がある。ということなのですね。
私の仕事についても同じような心掛けをする必要があるのだと認識することが最近ありました。
電話で些細なことについての相談があったのですが、そのこと自体は一言お答えすれば終わってしまうことだったのですが、電話を切った後、なぜこのような質問が出てきたのかを考えてみると、他の点が心配になってきました。
幸い相手の連絡先が分かっていましたので、気になる点をお手紙しましたところ、すぐに電話があり、私が心配したことが実は問題だった早急に対応する、ということでした。
直接問われていないことであっても、気がかりなことは一言申し上げることの重要性を感じた次第です。
しつこいかもしれない、うるさいと感じられるかもしれないけれど、気がかりなことがあったら一言申し上げることの大切さ。
そのことによってリスクを低減できることもあると思います。
おせっかいおじちゃんにならなければと感じた次第です。
ネットの検索にも、結婚相談所に「おせっかいおばちゃん」のフレーズを使った例があったりするので、全部が全部ネガティブな評価でもないようです。
目指せ、おせっかいおじちゃんの行政書士!!!