Column
おはようございます。
子どもがおとなになったら何になりたいかについて昨年の調査結果が発表されていました。
それによると、男の子は、
1位 学者・博士
2位 野球選手
3位 サッカー選手
女の子は、
1位 食べ物屋さん
2位 看護師さん
3位 保育園・幼稚園の先生
であったそうです。
ちなみにその前の年、すなわち2016年は、男の子が、
1位 サッカー選手
2位 野球選手
3位 医師
女の子が、
1位 保育士
2位 医師
3位 バティシエ
であったそうです。
男の子は、学者・博士は15年ぶりの返り咲き、野球選手がサッカー選手を抑えたのも8年ぶりのことだそうです。
ノーベル賞を夢見て学者を夢見る子が増えるのは、日本が元気になるためにはいいことかと思います。
野球とサッカーの逆転はどのように読み取ったらいいのでしょうか。
女の子は2016年の4位に看護師が入っているので、まぁにた傾向といえるかと思います。
ところで、昔はどうだったのかなあ、と思ってインターネットを検索してみると…
1970年の記録が出てきました。
それによると、男の子は、
①エンジニア ②プロ野球選手 ③サラリーマン ④パイロット ⑤電気技師 ⑥医者 ⑦自家営業 ⑧科学者 ⑨建築設計士 ⑩マンガ家
でありました。
女の子は、
①スチュワーデス ②デザイナー ③先生 ④看護婦 ⑤タレント ⑥ジャーナリスト ⑦マンガ家 ⑧小説家 ⑨婦人警官 ⑩美容師
であつたそうです。
この記録は、例えばエンジニアと電気技師をどう区別したのか、とか、わからないこともありますね。
全体として見ると、
男の子は、実業についての希望が高いことに気づきます。(1位エンジニア、3位サラリーマン、5位電気技師等)
バブル以前の日本の上昇志向を反映したもののように思います。
サッカー選手はまだ影も形もありませんね。
女の子で目立つのは、1位のスチュワーデスです。かつての花形の職業でした。
それから、6位のジャーナリストはちょっと意外な気がします。
いろんな読み方、感じ方があると思うのですが、子供らしい夢や職業とともに、子供が実業を目指すような気風はやはりその国の文化にとってよい気風であるのかな、と感じたしだいです。
まぁ、まかりまちがっても士業がこのようなランキングに入ってくることはなさそうですね。