Column
2018年01月08日
メモランダム
先日、仕事のアイディア発想法について書いた後、私の中でもやもやしていることがあります。
それは「着眼点」ということです。
要は目の付け所、ということだと思うのですが、できる人とそうでもない人の間で、どうもここが違うのではないか、という気がしています。
優秀な方が、こちらが思いつかない観点から光を当てて、物事の本質を抉り出して、課題の解決方法を導き出す、ということを目の当たりにしたことはありませんか。
あれはどういうことなのでしょうね。
先日の、私の書きぶりであると、それは、「発想の豊かさ」ということにつながるのだろうと思います。その脈絡で行くと、ものごとを楽しく考えたくさんのアイディアを出す習慣を作ることが、解決の糸口ということになりますが、これだけではないような気がしてきました。
いや、正確に言うと、「アイディアの発想」と「課題解決の着眼点」とは、意味合いが違うのかもしれません。
つまり課題解決の場合は、長年の経験や知識の積み重ねに起因する引き出しの多さ、が他の者の追随を許さない、的確な課題解決の着眼点の源になっているのかもしれません。
いや、「アイディアの発想」と「課題解決の着眼点」とは、意味合いが違うのかもしれませんと申し上げましたが、アイディアの発想においても、やはり引き出しはあるのかもしれません。
ものごとを考え、アイディアを出すことのスキルということについて、今少し掘り下げてみたいと思います。