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お客様の課題を一緒に考え解決する行政書士 こいでたくや事務所

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Column

自分史作成によって、親子間のコミュニケーションを改善できないか セミナーに参加して考えました。
2017年12月02日 福祉保育Q&A 

遺言と相続の相談をお受けしていると、家族間のコミュニケーションがいかに大事なのだなとつくづく感じます。

しかもそれが以前に比べて難しいことになっているのだと思います。

昔のように家族の多くが比較的近くに住んでいて日常的に顔を合わせていたのと違って、離れ離れになっているため、顔を合わせる機会は盆暮れに子どもが実家に帰る時くらい。

ゆっくり話す間もなく慌しく数日を過ごして子どもたちは都会に帰っていきます。

将来のことやまして親の死後のことをゆっくりと話す機会はほとんどなく、うっかりすると親の体調の変化も気づかずにしまうこともあるでしょう。

親子間がこうだとすると、まして兄弟間はすれ違い、帰省したときもタイミングが合わずここ数年直接顔を見る機会もない。ということがありうると思います。

また、近所に住んでいて日常的に顔を合わせていても、肝心なことはなかなか話し合うことができないものだ、ということも度々耳にします。

つまりなんと言ったらいいか、子供からすると気になりながら親に万一のことがあったらとは聞きだしにくいものですね。

親から口火を切るのがいいのでしょうが、なんと話したらよいのか考えをまとめなければ、と思いながらも、いやまだまだ自分は大丈夫という気持ちもあって、踏み切ることができないままに時間がたってしまう。

ということがあるようです。

 

親が自分の生い立ちを振り返り、自分の生涯の中で重要なことは何だったのか、家族への思いはどうなのか、考える機会に自分史の作成がなるのではないか。そのことによって親が子に話しかけるきっかけ作りができるのではないか、と考え「自分史作成のセミナー」に金曜日参加してきました。

 

セミナーは朝9時から午後7時まで、自分の人生の振り返りの実習や、とりまとめの手法や本にまとめるときの留意点それからインタビューの演習等内容は多岐にわたっていました。

参加者は全部で15名。最後まで脱することなく受講を終えることができました。

私の目的は自分史の執筆が親子間のコミュニケーションの一助にならないか、というものでしたが、他にも例えば、自分史を執筆することで、お年寄りが元気になった事例や、若者に自分の振り返りをすることで将来の自分の在り方を考えてもらう試み等、いろんな事例の報告があり、自分史作成の効果の広がりを感じました。

今後、「親子間コミュニケーション改善のためのお役で作る自分史」のような取り組みをしてみたい。と思っています。

 

 

 

 

 

 

タグ: 行政書士  松戸  遺言  相続