Column
10日ほど前に、自分史に関するセミナーに参加してきました。
私は、自分史に関してはまったくの初心者ですが、参加された他の方の多くはそれぞれ自分史に関係のある仕事に既に就かれており、セミナーの内容はもちろん参考になりましたが、他の方々の活動状況についてのお話しを聞くだけでも大変勉強になりました。
一口に自分史に関わる仕事といっても随分とバリエーションがあるのですね。
例えば、
家系図を専門に作られている出版社…なんだか夢があるお仕事です。私たちが普段漠然とでもその生い立ちを後付けできるのは、おじいさんおばあさんの代くらいまでと思いますが、そこから数代遡って調べることができるようです。
大手新聞社の記者さんで、今は会社で自分史の原稿を作成されているお方…一般的な新聞記事であると、短時間の取材でステレオタイプ的な記事の書き方にならざるをえないところ、自分史では半年程度の時間をかけてじっくりと取材し、そのかたの生きざまをつぶさに描くことができるので大変にやりがいを感ずるそうです。
他にも雑誌のライターさんで似た感想をお話しされている方がいらっしゃいました。
本のデザインを担当されている方もいらっしゃいましたし、幼少期から現在にいたる写真で自分史を構成する仕事に突かれている方、またこれをデジタル化する方もいてこれは時代だなと感じました。
講座は、概論に始まって具体的な自分史編纂計画の作成や、自分史を作成しようとする方からお話しを聞く場合の留意点等多岐にわたる内容でした。
おかげさまで自分史活用アドバイザー資格の認定を受けることができました。
話題は変わりますが、遺言相続のご相談を受けていると、家族間特に親子でのコミュニケーションがとれていれば、もっとスムーズにいっただろうと思われるケースにたびたび遭遇します。
親の来し方への理解がないままに、親の思いが伝わらないままに、親の人生が終わってしまい、親の人生で得られたものが子に伝わっていないがために、財産という表面的なものの配分でちくはぐなことが子どもの代に兄弟間で起こってしまってはいないかと感じています。
今回のセミナー参加と自分史活用アドバイザー資格の認定を受けたことをきっかけに、このようなことについて今少し掘り下げて、親子で語る自分史あるいは家族史のようなことを提案出来たらと考えています。
折に触れこのブログでも私の考えを明らかにしたいと思いますので、ご意見などいただければ幸いです。
タグ: 行政書士 自分史 遺言相続 自分史活用アドバイザー