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お客様の課題を一緒に考え解決する行政書士 こいでたくや事務所

Column

行政書士の業務
2017年08月06日 メモランダム 
行政書士の業務について、先日ある行政書士の方が、本来は行政手続きつまり許認可の分野が独占業務として認められているのだから、その分野の仕事の腕を磨いてお客様に貢献できるようにすべきで、市民法務の分野は他にも精通した士業の方がいらっしゃるのだから、その方にお任せすべきではないか、とおっしゃっているのを耳にしました。例えば、公正証書は公証人がつくるのだから、公証人にお任せすべきで行政書士が原案を作成しても、お客様には二度手間をとらせるだけのことではないか、というお話しでした。
 この点については私はちょっと違う考えを持っています。
 話題が出た公正証書にいて言うと、公証人はかならずしも人数が多くいるわげでもなく、誰もが事前準備なく相談できる体制がとれているとは言えないように思います。多くの法手続きでは、公正証書にする前段で種々の調査や調整が必要になります。その手続きを経て初めて公正証書の文案作成に至るのです。その部分はやはりフットワークよく動き依頼人の親身になる専門家が必要なのではないでしょうか。
 人数も多く、こまごまとした動きに慣れている行政書士が身近な相談相手となることが、よいように思います。
 もちろん あらゆる許認可や多様な市民法務の全てを一人の行政書士で精通することは困難でありますので、何を誰に相談したらよいかわかっていないお客様がうろうろしないですむように、そのための行政書士間の横の連携が、他の士業の方を含めた連携がとても重要になってきます。
 許認可・市民法務にかかわらず、常にお客様に寄り添って、問題解決を図り、私が専門としないことについては最適な方におつなぎできる、そのような者に私はなりたいと考えています。