Column
4月28日に
「Go To EATキャンペーンってご存知ですか 国の令和2年度補正予算の項目の一つです」
というタイトルの記事を書きました。
農林水産省所轄の予算で、
飲食店の支援をするという変わったコンセプトの事業だったので、
珍しく感じてレポートしたものです。
昨日、その後どうなったの?、というご質問をいただきました。
この制度も新型コロナウィルス対策の一つとして計画されている案件です。
が、
新型コロナウィルスの流行が収まってからの施策ににりますので、
実施時期は未定です。
今回調べてわかったことをレポートしますね。
この事業は、「Go To キャンペーン」の一貫であること。
Go To キャンペーンは、
官民一体となって、観光や外食産業等を振興していこう、
という企画であって、
国の予算からは1.6兆円を超える金額が確保されているそうです。
Go To …の各論としては、
① Go To Travel キャンペーン
旅行業者経由で旅行商品を購入した場合を対象に、
旅行代金の最大5割程度(1人1泊あたり最大2万円程度)の
クーポン等を付与するもの。
宿泊や日帰り商品の割引、
観光地周辺施設(地域産品・飲食店・観光施設など)で
幅広く利用できるクーポンの発行が検討されているそうです。
➁ Go To Eatキャンペーン
オンライン飲食予約サイト経由で、
飲食店を予約し利用した場合に、
飲食店で使えるポイントを1人あたり最大1,000円分のポイント付与する、
とか、
登録飲食店で使えるプレミアム付食事券(2割相当分の割引など)を発行する、
といったアイディアがあるようです。
③ Go To Event キャンペーン
チケット会社を経由して、
キャンペーン期間中のイベント・エンタテイメントのチケットを
購入した消費者に対し、
2割相当分の割引やクーポンを付与するもの。
④ Go To 商店街キャンペーン
商店街等による
イベント開催・プロモーション・観光商品開発等の実施をするそうです。
「旅行会社経由」「オンライン飲食店予約サイト経由」「チケット会社経由」と、
いずれも大手を通じた手続きで、
大手チェーン店を利するものになりはしないか、
本当に中小企業者に十分な恩恵が回ってくるのか、
心配になってきます。
なお、Go To Travel キャンペーンについて、
5月7日に、
日本旅行業界理事・事務局長が以下の説明をしたという記事がありました。
「旅行代金の最大半額(1人1泊あたり最大2万円)の
クーポン等を付与しますが、
そのうち7割は旅行代金の割引クーポン、
3割は地域で物産品の購入などに利用できる現地利用クーポンを想定しています。
例えば、20,000円の旅行代金の場合、
クーポン等による補助額は10,000円です。
補助額の内訳は”
旅行代金7,000円+現地クーポン3,000円”といった具合いです。
20,000円の旅行が13,000円の支払いで済み、
さらに3,000円の現地クーポンが利用できるといったイメージです。」
前回の私の記事は下記を参照してください。
Go To EATキャンペーンってご存知ですか 国の令和2年度補正予算の項目の一つです
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