Column
2020年06月29日
メモランダム
補助金・助成金・融資等情報
前回は、小規模事業者持続化補助金というか補助金がとういうものなのか、について書きました。
今回は小規模事業者持続化補助金の目的について書いてみます。
目的にそぐわない計画だと、いくら詳しく精緻に書いても、評価されません、
ここで、小規模持続化補助金の目的を確認しましょう。
「小規模事業者および一定要件を満たす特定非営利活動法人(以下「小規模事業者等」とい う。)が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更(働き方改革や被用者保険の適用拡大、賃上げ、インボイス導入等)等に対応するため、小規模事業者等が取り組む販路開拓等の取 組の経費の一部を補助することにより、地域の雇用や産業を支える小規模事業者等の生産性向上と持続的発展を図ることを目的とします。本補助金事業は、持続的な経営に向けた経営計画に基づく、小規模事業者等の地道な販路開拓等の取組(例:新たな市場への参入に向けた売り方の工夫や新たな顧客層の獲得に向けた商品の改良・開発等)や、地道な販路開拓等と併せて行う業務効率化の取組を支援するため、それに要する経費の一部を補助するものです。併せて、事業者が事業再開に向け、業種別ガイドライン等に照らして事業を継続する上で 必要最小限の感染防止対策を行う取組について補助いたします。」
上記のポイントは以下の通りです。
- 小規模事業者であること留意点は、特定非営利活動法人は対象になりうるけれど、一般社団法人はダメということです。
- これは、明確な基準があります。手引きでご確認ください。
- 「地道な販路開拓等の取組」と「地道な販路開拓等と併せて行う業務効率化の取組」にたいする補助金であること。地道な、という古風な言葉が使われていますが、この意味は私の理解では、「自分おかれた状況を把握した上で、前向きに計画的に」ということだと思います。実は、申請書の様式2というのが案外書きにくくできています。何を書いたらよいのかちょっとわかない感じです。それは、今書いたようなことを書き込んでほしいからなんですね。せっかくの機会ですからよく考えてみてはいかがでしょうか。
- 一人で考えるの苦手、という人は話し相手を見つけるとよいと思います。
- 何が欲しいのかだけ考えていると、どうしたらよいかわからないかんじなんです。
- ということは、もちろん補助金のために何かを企画するということは論外であるとして、そこまでいかないまでも、結論ありきではなく、この機会に経営について、考えてください、ということなのだと思います。
- 私は、ここがこの補助金の要であると思っています。
- 最後は、「事業者が事業再開に向け、業種別ガイドライン等に照らして事業を継続する上で 必要最小限の感染防止対策を行う取組について補助いたします。」というくだりです。これは、今年の特例で、新型コロナウィルス対策を業界の決めたガイドライン沿って実施する場合は、それも補助します。ということです。次からは書き方についてふれていきます。
小規模事業者持続化補助金を自分で書く方に ① まずは基本ルール