お客様の課題を一緒に考え解決する行政書士 こいでたくや事務所

千葉県の来年度当初予算案が2月1日に公開されています。

事業運営にあたって、その分野についての行政の政策の動向を把握されることは重要であると思います。予算はそのきっかけとしては、適当と考えます。いくつかの分野について、概要をかいつまんでレポートさせていただきます。

その中で子ども子育て支援の分野については、予算の柱の最初に挙げられていることもあり、それなりに踏み込んだ内容になっています。

概要は以下の通りです。

1. 千葉県保育士処遇改善事業

　　保育士の確保・定着対策を一層推進し、県内の保育環境の改善を図るため、民間保育所等の保育士の処遇（給与）改善を実施するもの。

　　基準額2万円/月に対して、県が最大1/2つまり1万円補助する内容となっています。

　　予算額は12億円以上しなっており、県としては負担の大きい施策となっています。

2.　 保育士等キャリアアップ研修事業

民間保育所等の保育士の定着及び保育の質の向上を図るため、一定の経験を積んだ保育士等を対象として、キャリアアップのための研修を実施するもの。

概ね3年以上の経験を有する民間保育所等に勤務する保育士を対象に、乳児保育、幼児教育、障害児保育、食育・アレルギー、保健衛生・安全対策 等を内容とする研修を行う、とされています。

3.　 賃貸による保育所・小規模保育事業所緊急整備事業

　　保育の受け皿整備と待機児童解消を加速するため、賃貸物件を活用した民間の保育所・小規模保育事業所を新設、定員拡大のために改修する場合にその費用の一部を助成します。

　　補助対象は、賃貸物件による保育所等の新設、定員拡大に伴い必要となる経費とされています。(補助率1/8)

　　3億円が計上されており、今年度の重点の一つと考えられます。

タグ： 行政書士こいでたくや事務所  子ども・子育て  保育所  保育士処遇