Column
遺言相続早わかりの記事
2017年09月23日
遺言相続早わかり
遺産相続の手続きは、遺言が残されていた場合と遺言が残されていなかった場合とで大きく異なります。
まず遺言が残されていなかった場合を考えます。
段取りとしておおまかな流れをまず把握していただき、後にそれぞれの細目を順次説明いたします。
(1) ご本人死亡後の当座の手続き
ご本人の死亡...
2017年09月06日
遺言相続早わかり
配偶者、子、両親等法定相続分がある場合と違って、法定相続分が設定されていない人に、遺産を配分したい場合には遺言によることが必要です。
どういう場合が考えられるでしょう。
例えば、
・生活で特に世話になった人に財産を分与したい。
・内縁の妻に財産を相続したい。
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2017年08月30日
遺言相続早わかり
今回は相続人が配偶者と本人の両親の場合です。
この場合も微妙ですねえ。
例えば、奥様とご両親を想定してみます。
おそらく、普段から、微妙な関係がある場合が多いのではないでしょうか。
本音をうまく話せないような雰囲気があると、遺産分割の協議は難しくなるかもしれませんね。
ご両親の経済基盤が安定して...
2017年08月29日
遺言相続早わかり
遺言を残すことが効果的な場合の第三回です。
第三回目は 相続人が配偶者と本人の兄弟姉妹の場合です。
本人と配偶者の間に残された子どもがなく、本人の両親も既に他界している場合、相続人は配偶者と本人の兄弟姉妹ということになります。
配偶者と本人の兄弟姉妹の関係というのは、やはり微妙というか、遠慮があ...
2017年08月25日
遺言相続早わかり
遺言を残すことが効果的な場合の第二回です。
② 遺産の種類が多い場合
金銭だけが相続財産であれば、遺産分割協議では協議がまとまらなければ最後は法定相続区分で分けるということになるとお思われますが、土地等金銭以外の財産があると、たとえ法定相続分で分割することでは協議が一致しても...
2017年08月23日
遺言相続早わかり
遺言は、本人が亡くなられた後、残された財産の配分を本人が予め考えた通りに行い、そのことによって残された遺族間の相続の手続きがスムーズに行われるものであるので、どのような場合であっても効果的な制度であります。
しかしながら次のような家族構成や事情がある場合には、特に効果が期待できると考えられます。
...
2017年08月15日
遺言相続早わかり
公正証書遺言は、遺言者が2人以上の承認の立ち合いのもと、遺言の内容を口頭で伝え、これを公証人が筆記しその内容を読み聞かせて、筆記の正確なことを承認した上、署名して押印することで作成する遺言です。
実際は、遺言の内容を記載した書面やメモをあらかじめ公証人役場に提出しておき、公証人がこれをもとに作成し...
2017年08月12日
遺言相続早わかり
前回は自筆遺言証書について解説しました。
今回は秘密遺言証書について解説いたします。
どんな遺言なのでしょうか。
秘密証書遺言は、遺言者が署名・押印した遺言所を封書にして公証人に提出して作成するものです。
民法の条文を見てみましょう。
第九百七十条 秘密証書によって遺言をするには、次に掲げる方式...
2017年08月10日
遺言相続早わかり
前回、遺言の方法について解説しました。
通常時の遺言としては、「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」「秘密遺言」の3種類があることを説明しました。
今回は、その内の自筆証書遺言について解説します。
自筆遺言証書について、民法では第968条に、
自筆証書によって遺言をするには、遺言者が、...
2017年08月09日
遺言相続早わかり
前回、遺言とはなにかについて書きました。
今回は遺言のやり方(方式)です。
民法の第960条で、「遺言は、この法律に定める方式に従わなければ、することができない。」と定められています。
遺言は、本人の死後の財産関係を確定させる大切なものなので、本人の意思であることを担保するために、そのやり方(...
2017年07月29日
遺言相続早わかり
遺言相続関連のブログについては、下記の内容の情報をできるだけたくさん提供していきたいと考えています。①遺言相続早わかり...遺言相続に関する基本的な事項をわかりやすく解説します。②遺言相続Q&A..........遺言相続に関する少し詳しい事項を掘り下げてQ&A形式で解説します。また判例や実例も記載します。