Column
先月25日に開催された「松戸百人会議」の報告です。
私以外に登壇されたのが、4人。
そのうち、個人としての活動を報告された方が2名、法人としての活動を中心にお話しされた方が1人、もう一人は個人的な活動と法人としての活動にまたがる活動をされている方でした。
個人としての活動を発表された方のお話は、まさにその方の自分史でありました。
その内の一方の方は、あるとき、牛丼屋に一人で夕飯を食べに入ってきた小学二年生を見かけて、声をかけたことをきっかけに、子供「孤食」の問題について考えるようになり、そこから子ども食堂の設置運営に携わるようになったこと。
子供食堂運営に際し、食材の寄付を受ける過程で、利用可能でありながら、利用されずに廃棄される食材が多くあることに気づき、その有効活用のためにフードバンク事業を立ち上げられたこと。
更には、昨今のSDGsの動きなどもあり、地域での市民活動の支援をしたい企業と、企業の支援を求める市民活動グループとのマッチング事業を起こされていました。
課題に気づくと、見て見ぬふりをすることができない、熱い気持ちの持ち主であることが伝わってくると同時に、課題解決にまい進する過程を10分間にうまくまとめられており、大変感銘を受けました。
このような、振り返りを折に触れてなさって、それを記録に残されると、それを手に取る家族や同僚への励ましとなるとともに、いずれ将来、自らの人生の選択に迷うようなことがあったときの、自分への励ましと、選択の参考になるのではないかと感じた次第です。