Column
今日は、許認可だとか補助金だとかあるいは相続だとかとは全然関係のないことがらです。
まあ、雑談と思ってお読みください。
居酒屋での話題にでもしていただければ幸いです。
先日、とうるところで、江戸川漁師のファンクラブ会員急募のポスターを見かけました。
江戸川に川漁師がまだいるのだなぁ。と驚いた次第です。
そのことからいろいろ思い出したり、ちょっとだけ調べたりしたことです。
私が子供の頃…小学校の低学年の頃、父に連れられて印旛沼に釣りに出かけました。
今からかれこれ半世紀も前のことです。
京成電車に乗って、当時は緑色の電車。ちょっと後になると朱色とクリーム色のツートーンカラーの電車…これがずいぶんとモダンに見えたものです。
そして電車の最後尾に行商電車が連結されていたりして…京成電車の思い出もつきません。
釣り場も大和田や臼井あたりだと、鹿島川や印旛新川が釣り場で、田んぼの中を流れる川でしたが、大佐倉や酒々井辺りまで足を伸ばすと、印旛沼のクリークとでもいうような、複雑な流れで竿を出したものです。
足場が悪いので用心しながら乾いたところに釣り座を据えていると、とつぜんバシャバシャという水音がして、蛇に狙われたカエルが逃げ出してきたり、釣り以外にもいろいろな体験ができました。
ごくたまにでかすが、目前を木製の手漕ぎ舟が通りかかったりするのですが、それが川漁師の舟でありました。
多分、投網か冬なら筌漁かで獲ったのだと思いますが、さまざまな魚が漁獲されていました。
子ども連れの釣り人(私の父のことですが)にさしたる成果が上がっていなかったりすると、気の毒に思うのか、まだ生きている小魚を分けてくれたものです。
私が差し出す魚籠に入れてくれるのですが、ほんの少しの量でも魚籠は一杯になったものでした。
いただいた魚は、クチボソ・小鮒・小鯉・モロコ・タナゴ・手長エビなど様々でした。
いつのまにか、釣りに行っても川漁師に合う機会はなくなり、私自身釣りに出かけることもなくなって、川漁師は印旛沼からはいなくなったのだと思っていました。
それが、印旛沼どころか、江戸川にいるのですねぇ。
ここからはちょっとネットで検索した内容です。
① これは松戸市のホームページの2016年の記事です。
「5月上旬まで、江戸川で稚アユ漁が行われています。「えっ!松戸の江戸川にアユがいるの?」と驚く人も多いかもしれませんが、この時期、江戸川には海から天然の稚アユがたくさん遡上してきます。」
稚鮎漁とは驚きです、定置網でとるのだとか…。
② ちょっと前のデータですが、平成20年の印旛沼と手賀沼の漁獲量が156トン。最も多いのがフナで主な業法は、定置網・刺し網だそうです。
③ ちいき新聞のホームページに2018年1月、印旛沼の漁師さんの記事があり、主にクチボソやうなぎ等を獲っている旨の記載がありました。
里山ならぬ里水辺とでもいったらいいのでしょうか。
山と水は、生活に欠かせないものであると同時に、子供たちの情操にとっても極めて大切なものだと感じます。
このような環境はぜひとも残していきたいと思った次第です。