Column
2025年01月23日
メモランダム
家系図を調べるときにまずやるべきことは戸籍謄本を集めることです。
そのことによってうまくいけば1820年代生まれ方の名前が判明します。先日私がお手伝いしたケースではその一世代前の方まで名前を確認することができました。
ただし、そこでわかるのは姓名とうまくいって生年月日くらいまでですね。
もうちょっと調べる方法はないものでしょうか。
明治時代以来あるいはそれ以前から様々な人名録が発行されています。
第二ステップとしてはそれを探してみることをお勧めします。
ここではそのような資料についていくつかご報告してみたいと思います。
まず、最初は、岡山県地主録という資料です。
ここで掲示しているのは明治23年のものです。
どうやら、明治24年、明治27年にも同様の資料が出版されています。
これは、衆議院議員の選挙人名簿に納税額を記載したものです。個人の納税額を記載したものが出版されるというのは、今からは考えられないことですが、当時はある意味名誉なことと認識されていてのかもしれません。
衆議院議員の選挙人は当時満25歳以上の男性で直接国税15円以上を納税する人でしたから、まず、このリストには女性は一人も出てきません。第一回衆議院議員選挙の時点で選挙人は全人口の約1.1%であったそうですから、ここに掲載されている人の割合その程度ということになります。
とはいえ、数の割合からすれば、戸籍で調べたうちの1人くらいはひっかかっている可能性もないではないと思います。
ただし、この資料は職業とかより個人を具体的に理解できるような情報は一切記載されていないので、掲載されていた、というだけのことにはなってしまいます。
そのことによってうまくいけば1820年代生まれ方の名前が判明します。先日私がお手伝いしたケースではその一世代前の方まで名前を確認することができました。
ただし、そこでわかるのは姓名とうまくいって生年月日くらいまでですね。
もうちょっと調べる方法はないものでしょうか。
明治時代以来あるいはそれ以前から様々な人名録が発行されています。
第二ステップとしてはそれを探してみることをお勧めします。
ここではそのような資料についていくつかご報告してみたいと思います。
まず、最初は、岡山県地主録という資料です。
ここで掲示しているのは明治23年のものです。
どうやら、明治24年、明治27年にも同様の資料が出版されています。
これは、衆議院議員の選挙人名簿に納税額を記載したものです。個人の納税額を記載したものが出版されるというのは、今からは考えられないことですが、当時はある意味名誉なことと認識されていてのかもしれません。
衆議院議員の選挙人は当時満25歳以上の男性で直接国税15円以上を納税する人でしたから、まず、このリストには女性は一人も出てきません。第一回衆議院議員選挙の時点で選挙人は全人口の約1.1%であったそうですから、ここに掲載されている人の割合その程度ということになります。
とはいえ、数の割合からすれば、戸籍で調べたうちの1人くらいはひっかかっている可能性もないではないと思います。
ただし、この資料は職業とかより個人を具体的に理解できるような情報は一切記載されていないので、掲載されていた、というだけのことにはなってしまいます。