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お客様の課題を一緒に考え解決する行政書士 こいでたくや事務所

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Column

遺産相続で家族がもめないために親がやるべきこと

だれしも自分の相続で家族がもめてほしくないと感じますよね。

私に相談がある中には、親の相続でもめてしまって、どうしようもなくなってから、という相談も確かにあります。

そうなると話し合いではどうにも解決しなくなってしまう場合が多いですね。

なぜ、そうなるのか。

ひとつには昨今の権利意識の問題があると思います。

自分の権利を主張することは正のことである、という理解は正しいと思いますが、どこまで主張していいのか、の歯止め図かかっていないのでしょうね。

それに加えて、以下の点があると思います。

まず、兄弟間のコミュニケーション不足です。今は、兄弟の多くが学校を卒業すると全国展開の会社や遠隔地に本拠を持つ会社に就職し、忙しいのでたまにしか故郷には帰らない、という子が多いのでないでしょうか。

二人子供がいて、二人ともそういう境遇であったとすると、兄弟が出会うのは数年に一回、それもちょっとすれ違うだけ、という具合になってしまうのではないでしょうか。

しかも核家族化が進行しています。家族の中のことは家族の中で解決するのがあたりまえなので、踏み込んだ話し合いをする機会がないままに時間が過ぎていきます。お互いに相手がどんな境涯にあるのかご存知ないのです。

そこへ、親が亡くなったといしらせ、最初はバタバタしていても、やがて財産をどう引き継ぐのかについて打ち合わせる必要が出てきます。

きちんとした話し合いをしたことがない者が、遺産相続について話し合うのです。

子供の頃だって、よく遊び、よくケンカした仲だったと思います。

最初は、仲良く話し始めてもついついもめてしまいます。ちょっとした言葉の端に子供の頃のやりとりが尾を引いていて、しかも今は弟もひいてはいません。おとななんですから当然です。

かくして戦いの火ぶたは切られるのです。

もうひとつは、昔は親も兄弟が多くいて、子度たちから見るとおじさんやらおばさんがたくさんいました。

それらの中には面倒見のいい人が一人くらいいて、こういう時に間に入ってくれたりしましたが、今はおじさんおばさんが少ない上にね核家族化の進行もあって、仲に入ってくれる人はなかなかいないものです。

親の役目その➀がここにあります。

つまり、子供同士、それにできれば、ご自分のご兄弟も入れて、接触する機会をたくさん持ちましょう。自分の喜寿の祝いをやってくれるのを待ってはいけません。自分が主催して開催してください。

祝い事や集まる機会はさがせばいろいろ出てきます。なるべく頻繁にかいさいしてください。

 

さて、もうひとつ。

このように気を使っても当事者に任せておくと、もめたりするので、いっそのこと、遺産配分は自分で決めましょう。

それが遺言になります。遺言は法律で書き方が定められています。

それに反した遺言は無効になってしまいます。

専門家のサポートを得て書くのがいいと思います。

私は、「遺産相続で家族がもめないために親がやるべきこと」という本を書いています。https://www.amazon.co.jp/%E7%9B%B8%E7%B6%9A%E3%81%A7%E5%AE%B6%E6%97%8F%E3%81%8C%E3%82%82%E3%82%81%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E8%A6%AA%E3%81%8C%E3%82%84%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%81%93%E3%81%A8-%E5%B0%8F%E5%87%BA%E5%8D%93%E4%B9%9F-ebook/dp/B0D89PNQ23

今、申し上げた、子供たちの関係がよくなるように親が取り持つべきことも具体例を交えて書いていますし、遺言についても解説しています。ぜひご一読ください。

タグ: #行政書士  #遺言  #争族  #行政書士こいでたくや事務所