Column
家系図を作成されたお客様から、こんな印象的なお話を伺いました。
きっかけは「自分のルーツを知りたい」という素朴な関心。
ところが家系図を通じて見えてきたのは、ご先祖のつながりだけでなく、今の暮らしにも関わる“人との縁”でした。
■ 家系図から再発見した「ご近所の親戚」
完成した家系図を手にしたとき、お客様は思いがけない発見をされました。
それは「近所の知り合いだと思っていた家が、実はお父様にとって遠縁の親戚だった」ということ。
「そういえば、昔は親戚としてお付き合いがあった」と気づき、家系図がご縁を思い出させてくれたのです。
普段の生活では見過ごしがちなつながりが、改めて“親類づきあいの広がり”につながりました。
■ 家系図が生み出す「親との会話」
家系図をきっかけに、ご両親との会話が自然に広がることもあります。
- 「この人は昔どんな仕事をしていたんだろう」
- 「この親戚はどんな暮らしをしていたのかな」
そんな問いかけに、お父様やお母様が記憶をたどり、思い出を語ってくれる。
家系図はただの系譜ではなく、親との対話を深めるきっかけにもなるのです。
■ まとめ
家系図を作ることは、ご先祖の名前を並べることだけではありません。
そこから広がるのは、忘れていた親戚とのご縁であり、ご両親と交わす大切な会話です。
家族の歴史をたどる作業が、思いがけず“今を生きる家族との時間”を豊かにしてくれるのです。