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お客様の課題を一緒に考え解決する行政書士 こいでたくや事務所

NEWS

[ 2020年05月21日 19時19分 ]

新型コロナウィルス対応 農家への支援策 高収益作物次期作支援交付金

私のホームページでは、

新型コロナウイルス対応の、

一次産業向けの支援策について、

随時紹介させていただいています。

本件も農業者向けの支援策として打ち出されています。

対策のポイントには以下のように書いてあります。

「外食需要の減少により市場価格が低落する等の影響を受けた

野菜・花き・果樹・茶などの高収益作物について、

次期作に前向きに取り組む生産者を支援し、

国内外の新たな需要促進につなげます。」

なんだかわかったようなわからないような

という感じもするのですが、

私なりに読むと。

外食産業向けの割と収益が上がる作物を作っていたのだけれど、

外食産業が営業を自粛したことで価格が低下してしまい、

今年は思うように収益が上がらなかったけれど、

引き続き来年も継続して栽培に取り組むための

助成金ということでしょうか。

助成金には二種類あって、

  1. 次期作に前向きに取り組む生産者への支援

 2.需要促進に取り組む生産者への支援

があるとされています。

想定される具体的な事業例は、前者は、

・生産・流通コストの削減に要する経費

・種苗、肥料、農薬等の資材費

・土壌改良資材の投入に要する経費

・作業環境の改善に資する経費 等

が、

後者は、

・新たな契約締結に向けた取組

・新品種・新技術導入に向けた取組

・海外の残留農薬基準への対応や有機農業、GAP等の取組 等

とされています。

支援金額は、耕作面積当たりの定額で、

前者が5万円/10a、後者が2万円/10a×取組み数、

となっています。

交付の仕組みは、

協議会を通じて生産者が受け取ることになっています。

「高収益作物次期作支援交付金実施要綱」

というものが出されていて、

それを頼りに読み取ると、

この協議会は、以下のようなものの内、

受益農家が三戸以上あるものとされています。

協議会、都道府県農業再生協議会、

地域農業再生協議会、農業協同組合連合会、

農業協同組合等が列挙されていました。

農協さんならなにかしら

もっとわかりやすい情報が出ているかと期待して

ホームページを確認したのですが、

今のところ情報はありませんでした。

残念ながら、

一般の農家の方がいつまでにどのような準備をして、

どこに申し出たらこの恩恵を得られるのかが、

わかりませんでした。

もしかしたら、

農家の方は調べるまでもなく

自明のことなのかもしれませんが、

ちょっと残念な感じがしました。

余談になりますが、

全農さんといくつかの農協さんのサイトを見てみましたが、

農家への支援策についての記載がほとんどないのが

残念に感じました。